Thanks 武井バーナー!

assi

2016年01月17日 23:20

久しぶりなのにいきなり連投してみました。
しかもストーブネタで(笑)

実は我が家で愛用している武井バーナー301Aですが、昨年秋のシーズンこれから、と言う時に本格的にぶっ壊れました・・
(ま、正確には私が「ぶっ壊した」んですけど)




最初の症状は調整ハンドルをつける部分からのオイル漏れ。





そしてこの時期から赤火の出現続出。

以前武井バーナーの社長さんに、この部分はパッキンで炭素を詰めているだけだから漏れてきたら調整ハンドルを付ける部分にある六角を締め付ければ収まるはず、と伺っていたので、何回か締め増しして凌いでいました。


ところがあるとき、いつもの様に締め付けを行っていたところ少し固くなって動かない、
そのまま増締めを行うと「バキ!」という音が・・(汗;

調整ハンドルを回しても中でガキガキいって引っかかりがあってうまく調整ハンドルが回りません。


ウ〜〜ン、、、、

以前からの赤火も気になっていたので、オーバーホールも兼ねて思いきって葛飾にある武井バーナー製造さんに行ってきました。

運良く我が家からは車で1時間ほどで行ける武井バーナー製造さん。

工場に入るとHPにも写真が載っている社長の武井さんと奥様(多分)が対応して下さいました。

社長が「じゃあちょっと空けてみてみますから少し待ってて下さいね」と隣にある工場で早速修理を始めてくれました。

待っている時は社長の奥様(多分)と少しお話を。

奥様いわく円安やその他の要因で利幅が縮小して厳しくなってきたので、申し訳ないとも思いつつ一昨年に少しだけ値上げをしたそうです。
ほぼ手作りなので今の価格でも全然良心的じゃないすかー、なんて話をしていると、

「実はパープルストーブの製造から手を引こう、なんて話も出たんですよ」、と。

「いやいや、もっと価格上げてもやり続けて下さい!」と私。

そう言うふうに言ってくれた人が周りに大勢いたそうで続ける事にしたそうです。

我が家も自営業なので気持ち良く分かるなー、なんて話をしていたら武井さんがとても身近に感じてしまいました。


まだ話は尽きなかったんですが、程なくして社長が戻ってきました。
タンクとバーナーの部分が分離されていて、

「やっぱりギアがかけちゃってますね、オイル漏れとかもチェックしないといけないから、ちょっとお預かりしてちゃんとなおしますね。」
と言って下さいました。

社長の手はオイルで真っ黒。
それほどお付き合いが有る訳ではないですが、どんな依頼でも面倒くさがらずに出来る事はすぐにやる、というその実直さは多分誰でもすぐに感じ取れるでしょう。

その場で持って帰れるかなー、なんて淡い期待もして伺いましたが、ちゃんと直してもらって安全に使えた方が良いのでお預けしてその日は帰りました。


修理は大体5日くらいで完了して、直に宅配便で送ってくれました。しかも新品の箱入りで、なんか嬉しい。





さっそく火を入れてみようと空けてみたところ凄く綺麗な武井バーナーが。
ん、新品を間違って送ったか?と勘違いするほどでしたが、どうやらピッカピカに磨いてくれた様です。





梱包も新品と同じ感じで、しかも全てはがれていたステッカーも貼っていただいてました。





もちろん修理も完璧で赤火のない美しい炎がしっかりと出ていました!





そして料金は・・

なんと¥3,000!
安すぎる。。


なんかですね、久しぶりに丁寧な仕事を見たな、という気持ちになりました。
「下町ロケット」じゃないけど、こういう会社がちゃんと利益を出して生き残れないといかん!とマジで思いましたよ。

本当に良い物だし作っている人も素晴らしい。

武井バーナー、これからも大事に使っていきます。





と言う訳で、

THANKS 武井バーナー!

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